シャンパンタワーの法則
今回は、ちょっと私のお話です。
これが結婚に繋がり、今でもこのおかげで幸せが広がっていると感じています。
私はずっと、人に優しくできませんでした。
仕事の上では優しく関わる風ではあったかもしれませんが、そうだとしたら、真面目さと控えめさからそう見えていただけだと思います。
「人に興味がないですよね」
と言われたことがあり、全くピンときていませんでしたが、今思えば、確かに人に興味がないどころか、自分にも興味はないし、どう生きるかにも興味を持ったことがなく、ただ選択を迫られた時に選べるものを選んで生きてきていただけでした。
アドラー心理学の「シャンパンタワーの法則」について、いつ知ったのかは覚えていないのですが、そんな風に自分が満たされて幸せが周りの人に広がるのがいいな、と他人事のように思っていました。
ここで、シャンパンタワーの法則について、説明しますね。
シャンパンタワーの法則
これは、「まずは自分を満たすことで、はじめて他人に優しくできたり、愛を注いだり、周囲を幸せにできる」という考え方を、シャンパンタワーになぞらえて説明したものです。
シャンパンタワーは、グラスをピラミッド型に積み上げて、一番上のグラスからシャンパンを注ぐ演出です。
一番上のグラスが満たされると、シャンパンは下の段のグラスに流れ落ち、次第に全てのグラスが満たされていきます。
この仕組みを人生に当てはめた考え方がシャンパンタワーの法則になります。
1.一番上のグラス:自分自身
・まずは自分自身が満たされること(自己肯定感、愛、エネルギー、身体の健康、経済的な安定や豊かさなど)が最も重要です。
・自分自身が満たされていないと、他人を本当に助けたり、幸せにしたりすることは難しいとされます。
・「まずは自分を大切にする」「自分にご褒美をあげる」といった行動がこれに当たります。
2.下の段のグラス:身近な人、家族、友人、同僚など
・一番上のグラス(自分)が満たされることで、その「溢れた分」が、身近な人たちへと波及していきます。
・自分が満たされていれば、心の余裕が生まれ、他人に対して優しくなれたり、サポートしたり、ポジティブな影響を与えることができます。
3.一番下のグラス:社会、より広い範囲の人々
・さらに下のグラス、つまりより広い範囲の人々や社会全体にも、その良い影響が広がっていきます。
・自分が充実していることで、ボランティア活動をしたり、社会貢献をしたりするエネルギーも湧いてくる、といったイメージです。
この法則が伝えたい核となるメッセージ
・自己犠牲の否定:
まず自分を犠牲にしてまで他人を助けるのではなく、自分が満たされた上で与えることが、持続可能で真の貢献に繋がるという考え方です。
・「心のゆとり」の重要性:
心にゆとりがないと、他人に対して余裕を持って接することができません。自分を労ることで、心のゆとりが生まれます。
・良い循環:
自分が満たされることで、周りにも良い影響を与え、その状態がさらにあなたを豊かにするという良い循環をも生み出します。
まとめ
多くの人は、成長過程で「他人を優先することが美徳」と教えられて育ちますが、自己犠牲を続けていると、心が疲れ、逆に人に優しくできなくなることがあります。
シャンパンタワーの法則は、それとは逆に、自分を大切にし、自分の心や体を満たし、自分のエネルギーが満ちてから他者に与えるという、「自己充足→他者貢献」の順番を推奨する考え方です。
「まずは自分自身を大切にすること」が重要で、自己啓発や人間関係、子育て、ビジネスなど、様々な場面で応用されています。
心が疲れている時には、まず休む・癒すことからですね。
ということで私はある時から、
自分を満たすことに挑戦することにしました。
まず、気づいたことは、
真面目だった私は、自分が何かに耐えていることにすら気づかず、周りに合わせることで精一杯の毎日だったということでした。
そして自分の個性を打ち消して周りに合わせることが、自己犠牲であり、これをしているうちは自分を満たすことはないのだと気づきました。
ケチで、自分を小さく見ていたため、人を助けたいという思いはありながらも、実際には全く行動できない私でした。
仕事でも毎日多くの人に関わりましたが、基本をただなぞる、学んだままにやる、真似てやる、その繰り返しをしていただけでした。
自分にとって良いものを、他の人も良いと思ってくれるなんてないだろうと卑下していました。
他の人が良いと勧めてくれるものすら、自分が良いと思えない限りは頑なに拒むという、ある一線からは他人に踏み込ませない、自分だけの鉄壁の領域を守っていました。
私は、気づいていませんでしたが、今思えば孤独でした。
周りに人はいても、表面的な付き合いのみで、誰とも心を通わせることがなかったのです。
そして変化が起きたのは、
これらに気づき、その時に関わってくれた人に、心を開いてみた時からでした。
鉄壁の扉は、自分で開くのも、簡単ではなく、とても重かったです。
皆さんの中にも、自分を変えたい、状況を変えたい、なんとかしたいともがきながらもなかなか変えられずにいる人がいるかもしれません。
もしかしたらそれは、簡単なことではなく、時間もかかることかもしれません。
でも、私は、できると信じてサポートしています。
私は自分を満たすことでいっぱいだったうちは、自分が人のために何かができるとは思えていませんでした。
そして自分で自分のことを満足させられると、「もしかしたら、一人くらいは幸せにできるかもしれない」と思えました。
どんな人を幸せにしたいかとイメージしたのは、「私の人生を賭ける甲斐のある人」でした。
そしてパートナーに選んだのは、その通りの人でした。
今は、この自分が夫を幸せにすることができる、もう少し広げた先の人のことも幸せにすることができると、自然に思えています。
過去の私からしたらすごい進化です。
さらに人に与えていいと思えるようになり、少し寄付をしてみたり、良いと思う物を紹介するようになりました。
今この記事を書いているのもその一つと言えると思います。
今でも、
誰かの才能に、嫉妬心を感じることがあります。
私はあの人のようではない…もっとがんばらなくちゃと思うことがあります。
それは、自分には何かが欠けている、満たされていない体験の一つです。
そんな時は、「違った!自分を認めて、周りの人を幸せにするのだった!」と、シャンパンタワーのてっぺんの自分を思い出します。
私が私を認めて満たさない限り、周りの人を幸せにすることはできないのだと、立ち返ります。
人を羨んでいる時、あの人が持っているそれが自分には欠けている、と思っているようです。
欠けたグラスは、満たされることがないのです。
嫉妬心に気づいたら、その人に向いている注意を、自分に戻すようにしています。
そして、自分は自分にできることをよく頑張っていると、自分を認めることは大切です。
「あの人のようにはなれていない」ではなく、「私は私以外にはなれない、私にできることをやってみよう」。
それが休むこと、自分を癒すことかもしれませんし、他のしたいことをすることかもしれません。
満たすって、「行動すること」だと思っています。
行動せずに、満たされる・幸せだと「思うこと」は違う。
例えば豊かになりたかったら、収入を増やしたり、時間に余裕を作るために時間の使い方を振り返ったり、興味があった芸術分野に触れてみたり、自然の中を訪れてみたり、地域の人に声をかけたり輪の中に入ってみたり…。
豊かだと「思うこと」と、実際に豊かさで「満たすように行動する」は全く違います。
今ある豊かさに「気づくこと」も「見る・発見する」という行動ですね。
自分を満たして生きていると、どんどん自分が望む世界が整って広がっていくのを感じています。
ということで、私の実体験からのお話でした。
シャンパンタワーの法則、あなたの人生にも役立ちそうでしたら、取り入れてみてください。
東京品川の結婚相談所 シェアリングハピネス
仲人結婚コンサルタント 丹野絢子

