どうして結婚するのだろう?
ふとした疑問です。
結婚って、どうしてするのでしょうか?
どうして、結婚したいと思うのでしょうか?
親を見てきたから?
適齢期の人が結婚するのを見てきたから?
でも、結婚してももしも子供ができなかったら、恋人同士が同棲しているのと何が違うの?
子供ができてから結婚するのと、子供のことは関係なく結婚するのはどう違うの?
これらの漠然とした気持ちは、多様化する現代社会だからこそ感じる悩みとも言えそうです。
「結婚はするものだ」という従来の価値観と、「自分にとっての結婚の意義」をどう見つけるかという現代らしいテーマとの間で揺れ動くのは、自然なことかもしれません。
社会的な流れや親の姿も、あなたの価値観を形作る一つの要素です。
今回は、さまざまな視点から、結婚について考えてみます。
結婚ってなんだろう
1.人が結婚したいと思う動機について
人が結婚を望む理由は千差万別ですが、主な動機は大きく分けて以下の4つに集約されそうです。
精神的な側面
→「好きな人と生涯を共にしたい」という強い愛情や、「心安らぐ家庭を築きたい」という願望、人生の困難を「支え合えるパートナーが欲しい」という安心感や連帯感から。
社会的な動機
→「子供を産み育てたい」という願いや、「親や親類を安心させたい」という周囲への配慮から。
経済的な動機
→「経済的な安定を得たいから」という現実的な理由や、家事や育児を「協力し合って生活したい」という実生活上の助け合いの必要性から。
制度的な動機
→法律婚による「けじめ」や、夫婦として認められることによる社会的信用、税制・相続・医療同意などの法的なメリットから。
漠然と「結婚したい」と感じていただけだとしても、言葉にするとこれらのどれかに当てはまるのではないでしょうか。
2.法律婚(結婚)と事実婚・同棲の違い
法律上の結婚(婚姻届の提出)と、恋愛関係のまま同居する(同棲・事実婚)との最も大きな違いは、法的な権利と義務が発生するかどうかです。
| 法律婚(婚姻) | 同棲・事実婚(婚姻届なし) | |
| 法的・経済的基盤 | 夫婦間の扶養義務、相続権、税制上の優遇(配偶者控除など)、医療同意権、財産の共有(婚姻期間中の共有財産)が法的に守られる。 | 法的な権利・義務は基本的に発生しない。相続権なし。医療同意は難しい場合がある。財産は各自の所有。 |
| 社会的信用 | 家族として公的に認められるため、賃貸契約やローン審査、子供の親権・氏名などで手続きが円滑。 | 契約や手続きの際に、家族関係を証明する手間や制約が多い。 |
| 子供について | 夫婦の子として法的に扱われる(摘出子)。親権は共同。 | 子供が生まれた場合、父親による認知が必要。親権は母親のみが持つ(事実婚の場合)。 |
結婚して子供がいない場合でも、病気や災害などの人生の困難に直面した際に、相手の財産や身の安全に関して法的に守られ、協力できるという点が、単なる同棲とは違います。
これは、将来に対する「安心感」の大きな要素となり得ます。
3.「結婚」の選択を考えるための指標
多様な価値観が広がる現代において、「結婚した方がいい」という社会的な正解はありません。
しかし、あなたがご自身の人生の選択として結婚を考えるための指標としては、以下のようのものが参考になるでしょう。
・パートナーとの関係性(内面的な理由)
最も重要視されるのは、やはり「心安らぐパートナーシップ」の存在です。
問「この人と、喜びだけでなく、困難も乗り越えていきたいか?」
→結婚は「一生の味方」を得ることでもあります。
病気、仕事の失敗、老後の不安など、一人では抱えきれない課題を「二人で解決する」覚悟があるかどうかが重要です。
問「相手の笑顔を見たいと思えるか、信頼できるか?」
→「居心地の良さ」「価値観の相性」「問題が起こった時に協力し合えるか」といった、日々の生活の土台となる部分を確かめてください。
・人生のビジョンと子供(長期的な理由)
子供を持つ・持たないに関わらず、「夫婦でどんな人生を送りたいか」というビジョンを明確にすることが指標になります。
問「子供を授かる可能性がある状況を、二人で一緒に作りたいか?」
→子供の有無は個人の選択ですが、もし「いつか欲しい」という気持ちがあるなら、法的安定性を持つ結婚は子育て環境に良い影響を与える可能性があります。
問「老後をどう過ごしたいか?」
→若い世代の結婚理由として「老後が心配だから」「寂しい老後を送りたくない」という声は少なくありません。
人生100年時代、人生の最後まで支え合う「家族」という関係性を求めているかどうかが指標になります。
・法的なメリットの必要性(現実的な理由)
「法的な保護やメリット」が、あなたの今後の人生設計において重要かどうかを考えます。
問「万が一の時、相手を法的に守りたいか、守られたいか?」
→相続や手術の同意など、愛情だけでは解決できない現実的な問題を、「家族」という公的な形で解決したいかどうかを検討します。
まとめ
「結婚」という形は、社会の変化に合わせてその意義や役割を変えながらも、「人生を共に歩むパートナーシップ」を法的に保証し、現実的な「助け合い」を可能にする一つのシステムであり続けています。
あなたの「結婚したい」という気持ちは、「誰かと人生の困難を分かち合い、心の安寧を得たい」という本質的な人間の願望から来ているかもしれません。
焦らず、ご自身の人生の「居心地の良さ」と「長期的な安心感」を最も高めてくれる選択肢は何か、パートナーと具体的な将来のビジョンを話し合ってみてください。
今回は、
結婚と同棲・事実婚についてまとめましたが、自治体のパートナーシップ制度では法的効力はないものの、日常生活における困難は軽減できるようになってきています。
自由な選択肢があるほどに、自分で考えて選択する苦労も伴いますが、人生における大切な決断ですね。
とまぁここまで書きながらも…堅苦しく考えなくても結婚はできます。
相手と自分を幸せにしながら生きたい、それだけの理由でもいいと思います。
幸せな結婚を、応援しています。
東京品川の結婚相談所 シェアリングハピネス
仲人結婚コンサルタント 丹野絢子

