その理想の人は、現実に存在するか?
前回は、なかなか結婚までが遠いと感じられる場合の、振り返りの提案をいたしました。
婚活しても、なかなか良い結果に結びつかないことは、残念ながら、あります。
色々な努力をしているのに、一体どうすれば結婚できるのか…悩みながらの日々かもしれませんね。
もちろん理由は様々でしょうし、努力はしたが結婚にたどり着かない人もいます。
努力をした結果、「結婚しない人生」こそ自分の人生だと、本来の自分を取り戻したように生き生きされる方もいます。
しかし今回は、お相手を選ぶ際の「条件」が、あなたの結婚を遠ざけてはいないかについて、考えてみようと思います。
相手への理想は、それぞれがお持ちだと思います。
そして、お相手からはあなた側の条件が見られており、あなたの条件と相手の条件が合致するためには「条件が高すぎる」「条件が多すぎる」ことは、往々にしてあるものです。
初めは気にしていなかったのに、後から「これも欠かせない」と気づいて増えることもあります。
もし、条件に合致する人になかなか巡り会えない場合は、
「この条件を満たす人は、本当に現実に存在しうるだろうか?」と、イメージの世界ではなく、実際に吟味することが必要かもしれません。
例えば、
・子供は授かり物、できなくても良い
・正社員でなくてもいいが、ほどほどの年収
・趣味にお金を使い過ぎない
・親との関係性が近過ぎない
・出身地の雰囲気が似ている
・家事をしてくれる
などの相手に求める条件があるとします。
一つごとの条件は、それほど高くはなく、幅が広いように感じます。
でも、これらが複数重なると…途端に×がつかない人を探すことが難しくなります。
その一つの×があるために、その人を候補として考えられなくなったりします。
本当にこれら全てを満たす人は存在するのか?
いるとして、その人をピンポイントで探すことが、あなたがしたいことなのか?
その条件を満たす人ならばあなたが幸せになれるのか?
私は条件は、あなたにとっての候補をふるいにかけるための指標でしかないと思うのです。
その指標には、あなたが幸せになるかどうかは、含まれていません。
実際に出会った二人が関係性を育もうとお互いに思えるかどうか…まずは出会わないと始まらないことです。
そして、何かしらの理由であなたが選ぶ人と出会えるとして。
その人からあなたが選ばれる、どんな利点があなたにあるでしょうか?
あなたの価値を適切に評価できることも重要です。
Win-Winの関係でなければ、安定した関係を築き続けるのは難しいと思います。
例えば、
・収入は高いが仕事時間が長い相手ならば、家事を自分が多めにしてあげられるor二人にとって効果的な時間の使い方を話し合える
・趣味を大切にしている相手ならば、自分も一緒に楽しめるor相手の時間を尊重でき、自分時間を楽しめる
など。
自分が持っている条件と合致するかどうかは、一方の持つ条件に重点を置くことよりも、必要な視点だと思います。
実際に文字に起こされた条件だけで判断するよりも、実際に話してみると、厳しいと思えた条件に、お互いに寄り添える部分が見えてきたりもします。
そして、何かしらの条件を入り口に、誰かと出会えたら…
私は、ここからが本当の婚活だと思っています。
条件は、あなたが幸せになるために必要なもの、ではなく、
あなたが本気になるために必要なもの、と捉えてみてください。
つまり、最低限、あなたが愛することができそうな人を見つけることは必要。
見つけたら、あなたが本気で「愛する」ことが必要です。
出会えたら、一度条件のことは横に置いて、生身の人間のお相手と、ちゃんと向き合えるかが勝負です。
交際を決めて会っていく中で、できないことがあり、失敗することもある、生身の人間である相手よりも、
自分の都合や自分の感情の方への愛が強いと…うまくいかないものです。
理想通りではない相手を愛することは、妥協や我慢とは違います。
それが、人と生きる現実です。
自分と同じくらいに相手のことが愛せないならば、結婚せずに過ごす方が幸せかもしれません。
結婚しても、自分と同じくらいに相手のことを愛せないならば、妥協や我慢で辛い毎日か、存在を感じないような関係性になってしまうかもしれません。
「愛する」ことは、「外国語を話せるようになる」「料理が上手くなる」などと同じように、積み重ねて上達するものです。
あなたの未来がまだ結婚へつながっている様に見えないなら、まだ愛することが始まっていないのかもしれません。
二人で生きることは、外国語をすぐには話せる様にはならないように、はじめからできるものではないと思います。
これまでに親や友人や周りの人との関わりから学んだことで、ある程度は関係性がうまく行くこともあるでしょう。
でも、パートナーとの深い結びつきを求めているほどに、さらに深いコミュニケーションや難しい境遇も共に乗り越える試練が、おそらく訪れます。
パートナーと生きるとは、そういうものだと思います。
お相手の、理想の条件と合致している部分も合致していない部分も含めて、全てを愛する覚悟を持って、あなた自身が相手を愛するチャレンジが、必要です。
それは、「愛される」子供時代とは違う、人生の大人のステージにおけるチャレンジです。
実際に子供時代に愛されていたかどうかは、関係ありません。
あなたは今から、愛することも、愛されることも、できると思います。
愛することと愛されることが形になっているのが「結婚」という一つの形なのでしょう。
これまで条件に振り回されて「この人じゃない」と見切りをつけてきた人は、ぜひ「愛する」チャレンジ、始めてくださいね。
東京品川の結婚相談所 シェアリングハピネス
仲人結婚コンサルタント 丹野絢子

