結婚

愛とお金、両方必要?

tokyoshinagawamarriage

二極化で語られがちな「愛」と「お金」。
この捉え方だと、「情熱か、安定か」と言う究極の選択の様に見えてしまいます。
しかし、実際に生活を共にすると、もちろんその他の要素も重要です。

例えば、習慣の互換性(清潔感の基準、時間の使い方、食の好み、言語化の程度など)、共同生活をするためのチーム力、お互いを安全基地と感じられるか、互いの「自由」に対する敬意、などなど。

違う表現でこれらを車に例えると、
愛:始めるためのエンジン
お金:走り続けるための燃料
価値観・習慣:乗り心地を決める内装
信頼・チーム力:事故を避けるためのハンドル・ブレーキ
の様にも言えそうです。

もちろん、必要とするスペックはそれぞれに違うと思います。
街中を見渡せば多種多様な車種が走っているように、それぞれに必要とするもの・手にできるものは、それぞれで違います。

婚活においては、車種のようにスペックが明確ではなく、生身の、これから変化しうる生き物であり、選ぶ際のタイミングも影響しますし、予測がつかないことに対する覚悟も必要になります。

でもやはり、「エンジン」と「燃料」と表現したように、「愛」と「お金」は自分が描く未来に進むためには大事なものです。

そしてそれらは流動的なものであり、愛し続ける努力と、お金を生み出す努力の両方が必要です。
どちらも「一度手に入れれば終わり」ではなく、メンテナンスと更新が必要です。

それぞれに重要なポイントを整理しますね。

愛とお金、どちらも必要

1.「愛し続ける」ために重要なこと

愛を「落ちるもの(状態)」ではなく、「育てるもの(技術・意思)」と捉える視点が不可欠です。

〜それを可能にするポイント〜
・「尊敬」の種を探し続ける
心理学・脳科学の分野では、愛は時間と共に「情熱」から「慈しみ」へ変化すると捉えられています。
その変化を支えるのが尊敬です。
相手を「知っている存在」と決めつけず、常に新しい一面を見つけようとする「好奇心」が、枯れない愛の源泉になるでしょう。

・「自立」という距離感
相手に依存しすぎると、愛は重荷(執着)に変わります。
自分一人の時間を楽しみ、自分を幸せにする責任を自分で持つこと。
自立した二人が「あえて一緒にいる」状態が、最も健全な愛情を育みます。

・「許し」と「修復」のスキル
長く一緒にいれば必ず衝突します。
大切なのは「正論で相手を負かすこと」ではなく、「どうすれば二人の関係を修復できるか」という共通のゴールを見失わないことです。

愛し続けるとは:「相手を愛することを、毎日選び直す」という決意の積み重ねです。

2.「お金を生み出し続ける」ために重要なこと

結婚生活における経済力は、単なる「年収」ではなく、「変化に対応して価値を生み出す力」を指します。

〜それを可能にするポイント〜
・「健康」という最大の資本
お金を生み出す源は、自分たちの身体と心です。
心身の健康を損なう働き方は、長期的には最大の経済的リスクになります。
互いの健康管理を「共同の投資」と考える視点が重要です。

・「市場価値」のアップデート
今の仕事が一生安泰とは限りません。
学び直しやスキルアップを互いに応援し、社会から必要とされる「価値」を磨き続けること。
一人が立ち止まっても、もう一人が支えられる「ポートフォリオ(分散)」的な考え方も有効です。

・「お金の出口」の合意
生み出す力と同じくらい、「何に使うか(何に使わないか)」の価値観が一致していることが重要です。
目標(マイホーム、教育、老後、趣味など)が共有されていると、稼ぐことへのモチベーションが持続します。

3.愛とお金の交差点

実は、この二つを支える根底にあるものは共通しています。

共通の鍵愛においてお金において
信頼心を開き、弱さを見せられる共通の財布や将来を任せられる
対話感情のズレを解消する経済的な危機や変化を共有する
投資時間とエネルギーを注ぐスキルや資産にリソースを割く

愛が枯れるとお金のために働くのが辛くなり、お金が尽きると愛を語る余裕がなくなります。
この「相互作用」を理解し、どちらか一方が欠けそうになった時に、二人で軌道修正できることこそが、最も重要な「結婚の技術」かもしれません。

多くの人にとって、お金を稼ぐことは多かれ少なかれストレスや忍耐を伴うものです。
多くの既婚者にとって、働く最大のモチベーションは「家族の笑顔」や「愛する人との生活を守ること」でもありますが、愛が枯れ、家が単なる「義務の場所」になると、「なぜ自分はこんなに苦労して稼いでいるのか?」という虚無感に襲われることがあります。
また、外での疲れを癒す「心理的安全基地」が機能していないと、脳の報酬系が働かなくなり、仕事のパフォーマンス低下や燃え尽き症候群を招きやすくなります。
つまり、愛は「労働という苦行」を「家族への貢献」という喜びに変換するフィルターのような役割を果たしています。

また、お金がない状態は、脳にとって「生存の危機」です。
明日食べるものや住む場所に不安がある時、脳は「生存モード」に切り替わり、他人を思いやる、共感する、愛で満たすといった高度な感情機能を後回しにします。
「貧すれば鈍する」という言葉がありますが、経済的な困窮は精神的な余裕を奪います。
パートナーの小さなミスを許せなくなり、感謝よりも「なぜお金がないのか」という不満や、相手への攻撃性が増してしまいます。
つまり、お金は「心に余裕を持ち、愛を育むための『スペース』」を確保するためのインフラです。

この二つは、以下のように連鎖(ループ)する性質を持っています。

【負のスパイラル】
a.経済的な問題が発生する(お金の欠乏)
b.余裕がなくなり、喧嘩が増える(愛の摩耗)
c.「この人のために頑張れない」と思う(労働意欲の低下)
d.さらに収入が減る、またはキャリアが停滞する

【正のスパイラル】
a.互いへの信頼と愛がある(心の安定)
b.「この生活を守りたい」と仕事に打ち込める(経済の安定)
c.得た対価で二人の時間を豊かにする(愛の再投資)
d.さらに絆が深まる

まとめ

「愛があればお金なんて」という言葉も、「お金さえあれば愛なんて」という言葉も、どちらも片手落ちです。
現実的な真実としては、「愛はお金を生み出すためのエネルギーになり、お金は、愛を守るための盾になる」という相互補完の関係にあるとも言えるでしょう。

世の中には「貧しくても愛し合っている夫婦」もいれば、「仮面夫婦だけど経済的に潤っている家庭」もあります。
しかし、その多くは非常に不安定な均衡の上に立っています。
もちろん、このような状態を「一時的な非常事態」と認識して、二人で努力できるなら、それは「不幸」ではなく、「試練のプロセス」に変わるでしょう。

「愛」と「お金」をベース(土台)として、その上にどんな「対話の質」を積み上げられるかが、結婚の満足度を左右する実態に近いかもしれません。

現代においても、

相手の収入に頼りたいと考える人もいると思いますが、その場合には、あなたには相手が収入を得続けられるようにする努力が必要です。
逆に、相手には働かずに家庭にいて欲しいと考える人もいます。

それらは一方の考えではなく、お互いがお互いの働き方、家事の量、役割などに納得していることが必要です。

もしかしたら、一度決めても、時々擦り合わせる必要はあるかもしれません。
考えは変わるものですし、働き方も変わりうるものです。
子供の有無や成長によっても変わりますし、親の介護や地域の環境も影響し得ます。

そんな、結婚してから起きうる色々なことに対応できるように、結婚前に対話できる土台を作ることは大切です。

関係を育まずに、「条件がいいから」「一緒にいると楽しいから」それだけで結婚すると、結婚してから起きるトラブルに初めて膝を突き合わせて腹を割って話すことになり、「こんな人だったの?」と初めて知ることになるかもしれません。

交際中から、尋問形式ではなく、まずは何気ない挙動から今回のポイントを感じ取り、違和感を感じる時には聞いてみてください。
対話を重ねることで価値観のすり合わせをしてみてください。

この人となら対話しながら進んでいけると互いに思えた時、二人はきっと、結婚に近づいていることでしょう。

東京品川の結婚相談所 シェアリングハピネス
仲人結婚コンサルタント 丹野絢子

ABOUT ME
丹野 絢子
丹野 絢子
結婚相談所 シェアリングハピネス代表 仲人結婚コンサルタント
【過程】 社会人になりたての頃から自分のコミュニケーションに疑問を持ち独学で勉強を始め、20代後半からはプログラムに参加しながら「聞くこと」「話すこと」の研鑽を積んでいます。

【特技】 相手の方に行動変容、自己決定、目的達成をしていただけます。

【モットー】 多くの人にパートナーと分かち合って生きる素晴らしさを体験していただきます!
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