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待つことができる相手

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ふと、現代は、待つことが難しくなっている人が多いかもしれないな…と思いました。

私が学生の頃は、連絡を取るには家に電話をかけるか、手紙を書くか、家を訪問することくらいでした。

会う約束をして待ち合わせ場所に相手が来ないと、しばらくその場所で待つか、諦めて帰るしかありませんでした。

なので、約束は基本守るものですし、ドタキャンも少なかったように思います。

何か都合があってもすぐに伝えられないことがあるのは普通なので、「何かあったのかもしれないな」と、次に連絡を取れる時に確認しよう、そうするしかない、という感じでした。

なので、今、携帯できる端末で即連絡を取り合え、連絡をしたら相手がそれに気づいて連絡が来ることを期待してしまう状況は、昔よりも「待てない」心理が生じやすいかもしれないなと思います。

婚活において「待てない」ことが原因でチャンスを逃してしまうケースは、実は驚くほど「よくあること」です。

婚活が長期化したりうまく行かなかったりする要因の裏には、スキル(自己プロデュース力、コミュニケーション力、戦略など)の問題以上に「心の余裕(待つ力)」が関係していることも多いものです。

スキルが完璧な人でも、「待てない」ことで全てを台無しにしてしまうケースが非常に多いのです。

今回は、婚活における「待つ」ことについて、まとめたいと思います。

待てること

婚活に影響する要因を、いくつかの視点から整理します。

1.「白黒思考(オール・オア・ナッシング)」の罠

婚活は効率を重視すぎるあまり、「この人はアリかナシか」を早く判断しようとする心理が強く働きます。

・心理状態
「返信が遅い=自分への優先順位が低い=脈なし」
と短絡的に結論づけてしまいがち。

・結果
まだ関係が温まる前の「グレーゾーン」の状態に耐えられず、自ら関係をリセット(自爆)してしまう。
これを心理学では「見捨てられ不安」や「早期閉鎖」と呼ぶこともあります。

2.「加点方式」ではなく「減点方式」

待てない状態の時は、相手を「自分を安心させてくれる存在かどうか」という基準でジャッジしがちです。

相手に期待する「理想のレスポンス速度」から外れた瞬間、相手の良さが見えなくなり、「大切にされていない」という被害的な解釈が先行してしまう。

・本来なら「仕事が忙しい人なんだな」で済む話が、「私を蔑ろにしている」という人格否定にまで飛躍してしまう

3.不安に突き動かされた「自爆行動」

「待てない」不安を解消するために、相手に追い討ちで連絡を入れたり問い詰めたり、あるいは突然別れを告げたりするのは、実は「自分が楽になりたいから」という側面が強いです。

宙ぶらりんな不安な状態に耐えるより、関係を壊して「終わったこと」にする方が(一時的には)心が安定するため、無意識に壊す方向へ動いてしまう

なぜ婚活では特に「待てない」のか?
これは個人の性格だけでなく、婚活という特殊な環境も影響しています。

要因内容
タイムリミット感「早く結婚したい」という焦りが、時間をかける余裕を奪う。
比較対象の存在「他にもっとスムーズにいく人がいるかも」というサンクコストへの恐怖。
スマホの普及即時レスポンスが「当たり前」の文化になり、沈黙への耐性が低下。

まとめ:少しだけ「待つ」ためのヒント

もし、心当たりがある場合は、以下の考え方を少しだけ取り入れてみると楽になるかもしれません。

1.「相手のペース=自分の価値」ではない
返信が遅いのは相手の生活スタイルの問題であり、あなたの魅力とは無関係です。

2.「3日ルール」など自分なりの猶予を持つ
感情が爆発しそうな時は、スマホを置いて物理的に距離を置く仕組みを作ります。

3.同時進行を味方につける
一人に集中しすぎると「待つ」のが苦行になります。
複数の人と交流することで、意識を分散させるのも一つの戦略です。

「待つ」ことは、相手に振り回されることではなく、「相手を理解しようとする余白を持つ」という、コミュニケーションスキルの一つとも言えるかもしれません。

見捨てられ不安の克服には、

自分の感情に気づき、見捨てられ不安が感情の暴走であることを理解し、相手と意見が違っても見捨てられないという信頼体験を、少しずつ積み重ねることが有効です。

前記のスキルが高い人ほど、「自分はこれだけ努力しているんだから、相手も同じスピードで返すべきだ」と、自分の頑張りが仇となって「待てない」状態になりやすい傾向もあります。

プロフィールを磨いたり、会話を盛り上げたりすることは「自分の努力」でどうにかなりますが、「相手の気持ちが盛り上がるタイミング」は、スキルの外側にある「相手の領域」です。

いわば、スキルは「種をまき、水をやる技術」ですが、「芽が出るのを待つ力」はそれとはまた別の、より精神的なタフさが求められる部分なんです。

婚活中であっても、相手の仕事の状況、体調、地域的な状況など、対応すべきことが変化することはよくあることです。

急に相手からの連絡頻度が減った、連絡が遅くなったなど、相手の変動する状況に応じて合わせて待つことができれば、状況が回復した時の相手からの信頼も高まっている可能性があります。

何より、相手を信頼して待つことができる自分への信頼が高まり、より安定して関係を育める心理状態になるでしょう。

もしかしたら、自分が「待てる相手」を見つけることも、大切な視点かもしれませんね。

東京品川の結婚相談所 シェアリングハピネス
仲人結婚コンサルタント 丹野絢子

ABOUT ME
丹野 絢子
丹野 絢子
結婚相談所 シェアリングハピネス代表 仲人結婚コンサルタント
【過程】 社会人になりたての頃から自分のコミュニケーションに疑問を持ち独学で勉強を始め、20代後半からはプログラムに参加しながら「聞くこと」「話すこと」の研鑽を積んでいます。

【特技】 相手の方に行動変容、自己決定、目的達成をしていただけます。

【モットー】 多くの人にパートナーと分かち合って生きる素晴らしさを体験していただきます!
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